新着記事

2025/02/19院内新聞・スタッフコラム

転んで歯が折れた!こんな時どうする??

こんにちは!草津駅前デンタルクリニックです!

本日は歯の役割についてご紹介します。


日常生活の中で、転倒や衝突など思わぬ事故によって歯が折れてしまうことがあります。歯が折れた場合も迅速かつ適切な対処をすることで治療の選択肢が広がり、元の状態に近い形で修復できる可能性が高まります。


折れた破片はどうする?

歯が折れてしまった場合、まず折れた破片を探し出し、安全に保管しましょう。折れた部分は歯科医院で修復する際に役立つことが多いため、絶対に捨てないでください。破片が手元にあることで、修復の際に自然な見た目を保つことができる可能性が高まります。特に前歯など見た目に関わる部分が欠けた場合は、破片の保管がより重要です。


また、破片を扱う際には、歯の根(歯根)を直接持たないように注意してください。歯根には再接着に必要な組織が付着していることが多く、触れることで組織が損傷してしまう可能性があります。破片を持つ際は、歯冠(歯ぐきの上に出ていた部分)を持つようにしましょう。


破片が汚れていたら?

もし折れた破片が地面に落ちたりして汚れていた場合は、水で軽く洗い流しても構いません。ただし、注意点として「こすらずに洗う」ことが重要です。破片の表面には歯を元の位置に戻すために必要な組織が付着しています。この組織が失われると、歯を再接着することが難しくなるため、流水で優しく洗うだけにとどめてください。また、洗った後は乾燥させないように注意し、すぐに保存の手順に進むことが大切です。


乾燥に注意する

折れた歯や破片が乾燥してしまうと、再接着や修復が難しくなります。歯を適切に保存するために、以下の方法を試してみてください。


・牛乳に漬ける

牛乳は歯の保存に最適な液体です。牛乳に漬けることで歯の組織が保護され、乾燥を防ぐことができます。できるだけ早く牛乳に浸して、歯科医院へ持参しましょう。


・生理食塩水に漬ける

牛乳が手元にない場合、生理食塩水も保存液として効果的です。薬局や家庭にある場合は、生理食塩水に漬けておきましょう。


・口の中に含む

保存に適した液体が何もない場合、口の中に含んで保持する方法もあります。この時、飲み込まないように細心の注意を払いながら、速やかに歯科医院を目指してください。


いずれの場合も、保存状態をできるだけ良好に保つことで、修復の可能性が大きく高まります。


早めの受診を

歯が折れてしまった場合、一刻も早く歯科医院を受診することが大切です。歯の破損は放置すると感染症のリスクが高まり、場合によっては周囲の歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼすことがあります。特に折れた歯が神経に近い場合や神経が露出している場合は、強い痛みや歯の内部に影響が及ぶ可能性があるため、緊急性が高いとされています。時間が経つほど修復の成功率が低下してしまうため、できるだけ早く専門医の診察を受けるようにしてください。


まとめ

歯が折れてしまう事故は予期せず起こるものですが、正しい対処を行うことで修復の可能性を高めることができます。折れた破片を捨てずに保管し、汚れた場合は優しく洗い、乾燥しないよう適切に保存することが重要です。そして、できる限り早く歯科医院を受診し、専門的な治療を受けるよう心がけましょう。

歯は私たちの健康と生活の質を支える大切な存在です。万が一歯が折れてしまった場合でも慌てず冷静に対応し、最善の方法を選択してください。


草津駅前デンタルクリニック

〒525-0032

滋賀県草津市大路1丁目7−1 リーデンスタワ−111内

TEL:077-567-0700


診療時間

月・火・水・金・土

午前診療:9:00〜12:45

午後診療:14:00〜17:45(最終受付17:15)


休診日

木・日・祝


 

一覧に戻る

おすすめ記事